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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

巻き返し至難? 有村架純にみるヒットドラマ後のジレンマ

公開日: 更新日:

「朝ドラのヒットで役名の“みね子”のイメージが強く付いたことで、映画は出演しても次のドラマは控える作戦だったのでは」(テレビ関係者)

 満を持しての主演ドラマは、朝ドラで演じた茨城なまりの純朴な役から一転、女性教師役。みね子色を一掃するかのような作戦も、放送前から「大丈夫?」と不安視されていた。タイトルの「中学聖日記」からして違和感があった。人気の有村主演で「どんな内容だろう」という関心度から初回の数字は高くなるものだが、タイトルを見て、「食わず嫌い」ならぬ「見ず嫌い」という見方もある。宣伝コピーは“ヒューマンラブストーリー”でも、「中学生と先生の禁断の恋」が透けて見える。

 同時間帯(火曜10時)の前作・綾瀬はるか主演の「義母と娘のブルース」でせっかくついた視聴習慣も、家族揃って見るドラマではないと敬遠した感もある。ドラマは始まったばかりとはいえ、過去の例からして、初回の数字からの巻き返しは至難の業。苦戦必定の有村ドラマを見越したように、NHKは「ひよっこ」の続編を来年3月から放送(4回)すると発表した。

 まるで「やっぱり有村はみね子が似合う」と言わんばかり(?)。視聴者も教師よりもみね子に気持ちが逸る。ヒットドラマ主演後に起きる「ドラマと役の選び方」を巡る女優のジレンマ。ドラマの裏に女優自身のドラマが垣間見える。

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