専門家に聞く ドル高で急落中の「金」「原油」は買いか否か?

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 原油や金など国際商品が急落している。19日夜、ニューヨーク市場の時間外取引で金は一時、前週末から51.9ドル低い1トロイオンス1080ドルを付けた。実に5年5カ月ぶりの安値だ。原油先物も20日、約3カ月ぶりに節目の1バレル50ドルを下回った。

「金や原油などの国際商品はドル建てで取引されるため、ドル高になるとドル以外の通貨保有者にとって割高となり売られます。利上げ観測もありドル高はしばらく続くはず。国際商品の下落傾向は当面続くと考えた方がいいでしょう」(ネクスト経済研究所の斉藤洋二代表)

 今年に入り金価格は1トロイオンス九1250ドルから1150ドルを行ったり来たりしてきた。いま、金は“買い”なのか。

「1年前の金価格は1トロイオンス1400ドル前後。現在は約2割下落したことになります。1トロイオンス1110ドルが当面の“抵抗線”とみられてきたから、これを下回ったのは買いのチャンス。投資の基本は“セル・ザ・ファクト=噂で買って事実で売る”です。米国が利上げしてドル高が定着する2~3年後に金価格は2割程度上昇するかもしれません」(斉藤洋二氏)

 一方、原油の方はどうか。ETFもあるが避けた方が賢明らしい。斉藤氏は「原油はイランの制裁解除、中国需要の低迷、シェールオイルの台頭などの売り圧力が複数あり、金ほどの上昇は見込めない」と指摘した。どうせ狙うなら金だ。

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