重道武司
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重道武司経済ジャーナリスト

1957年鳥取県倉吉市生まれ。84年フジサンケイグループ傘下の経済紙「日本工業新聞」(現フジサンケイビジネスアイ)の記者となり、千葉支局を振出しに鉄鋼、自動車、総合電機、財界、金融、エネルギー(電力・石油・ガス)などの業界を担当。2000年外資系通信社に転じた後、02年からフリーに。得意分野は通信社時代を含めて在籍足掛け7年にも及んだ日銀記者クラブ時代に人脈を培った金融。自動車業界にも強い。

機関投資家を落胆させた ホンダ「4つのサプライズ」表面化

公開日: 更新日:

 機関投資家らの間で、ホンダが先週開示した19年3月期決算(国際会計基準)への波紋が広がっている。「4つのサプライズ」(生保筋)が表面化したためで、しかも中身は「いずれもネガティブ」(同)。株価は冴えない。

 1つ目のサプライズは主力の四輪車事業における営業損益が第4四半期(19年1~3月)で赤字に転落したことだ。前年同期は267億円の黒字を稼ぎ出していたが一転、530億円を超える赤字に陥った。

 赤字転落の最大の要因は減損だ。ホンダは2月、英国工場の21年閉鎖を決めるなど、欧州での生産体制縮小を打ち出している。これに伴い、固定資産の減損など680億円の費用計上を迫られたのだ。

■四輪車が二輪車下回る

 ただ、こうした一時的なコストを除いても四輪車事業の不振は一目瞭然だ。通期の部門営業益は前期比43.9%減の2096億円と大幅ダウン。二輪車事業の営業益2916億円を3年ぶりに下回った。これが2つ目のサプライズで、北米や中国市場などで苦戦を強いられたことが主因。四輪車事業の営業利益率は1.9%と、トヨタ自動車の自動車事業の4分の1の水準に落ち込んだ。

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