なぜ日本ツアー賞金王・小田にマスターズ招待状が届かない？
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「過去に招待枠で出場した日本人が好成績を残していないため、米国内での日本ツアー評価見直しが始まっています。今後、日本ツアーのＷＲのポイント配分が減らされ、その分、アジアンツアーに回されたり、メジャーの予選会の開催が少なくなる可能性があります。これまで日本ツアーはアジアのマーケットの中心として位置付けられていましたが、ゴルフメーカーの拠点がアジア各国に移行すると同時に、トーナメントスポンサーの目もアジアに向いています。このままでは日本ツアーは世界から取り残されかねません。すでに世界ゴルフ選手権（ＷＧＣ）の試合が中国で開催されていますが、日本抜きの動きがさらに加速していくことになるでしょう。特に男子のＷＧＣや米ツアーの場合、１試合の優勝賞金が１億円を超え、スポンサーは最低でも４億～５億円が必要となります。米国で試合が開催される場合は、米ツアーが賞金の一部を放映権収入から負担していますが、日本でＷＧＣを開催する場合、そうした負担が主催者に重くのしかかることから、スポンサーも集まらないでしょう」（前出の吉川氏）
