申ジエを見ていて苛立った…国内ツアーは「スロープレー」の撲滅をそろそろ啓蒙するべきだ
この10月は、国内男女公式戦で最高峰の「日本オープン」が行われて注目を集めた。
「日本女子オープン選手権」(1~4日、兵庫・宝塚GC)で優勝したのはベテランの申ジエ(38)。永久シード権資格の国内30勝目を挙げ、4つの公式戦を全て制覇した。
申はこの試合、土壇場での神がかり的なプレーにより、優勝確実と思われた今年の全英女子オープン覇者の桑木志帆(23)とのプレーオフに持ち込み、勝利をものにしたわけだが、気になったのは彼女の代名詞ともいえるスロープレーだ。ショットからパットに至るまで執拗に時間をかけ、見ていてイライラした。
女子プロの中には、申と同組でプレーするのを嫌う者もいると聞く。同伴者に気を配るのはゴルフのイロハのイ。人の迷惑になるスロープレーを改善しないのはゴルファー以前の問題と言っても過言ではないだろう。決断が速く、小気味よいテンポの桑木は、さぞや、やりづらかったのではないか。
一方、男子の「日本オープン選手権」(15~18日、滋賀・タラオCC)は、細野勇策(23)が5月の日本プロ選手権に続き、2勝目を挙げた。細野はレフティーとして先駆者の羽川豊以来、日本プロで35年ぶりにツアー優勝を果たし、日本オープンでは同45年ぶりというこちらも記録ずくめの勝利だったが、試合時間が長すぎた。最終組の細野が18ホールを終えたのはスタートから5時間後。ただし、細野のプレーが遅いわけではなく、前の組が詰まって進めなかったのだ。「最終日は強風でコースも難しいから時間がかかった」という言い訳をする者もいるかもしれない。だが、チケットを販売する屋外競技がこれでいいはずがない。


















