手術明けのマー君&ダル ともにブルペン入りで納得の調整
ともに右肘手術からの復活を目指す日本人エース右腕が、まずは順調な回復ぶりを見せている。
まずは昨年10月に右肘の骨片(通称ねずみ)除去手術を受けたヤンキース・田中将大(27)はフロリダ州タンパの球団施設で2度目の投球練習。変化球を交えて31球を投げた。
田中は「(力加減を)コントロールして投げられているのでいいと思う」と話したが、首脳陣は慎重な姿勢を崩さない。ロスチャイルド投手コーチは4月4日のアストロズとの開幕戦登板について「今後の調整具合を見てからでないと分からない」と明言は避けた。
一方、昨年3月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)はテキサス州サプライズのキャンプ地でブルペン入り。術後、初めての投球練習は通常の半分程度の高さのマウンドを使用して、患部の状態や感触を確かめるように直球のみ17球を投げた。
6月上旬の戦列復帰を目指すダルは「傾斜のあるところで投げてどうなるか確かめてみたかった。状態は良く、次の段階に向けていいステップが踏めた」と満足そうに振り返った。
今後は同じように傾斜の緩いマウンドで投球練習を3~4回行ってから通常のマウンドで投け込む予定だ。