中崎翔太 「おかめ」が「コワモテ」に変貌した一大転機
抑えとして大活躍している中崎翔太(24)が日南学園高から2010年のドラフト6位で入団し、最初につけられたニックネームは「おかめ」でした。
三軍で体力強化をすることから中崎のプロ生活はスタートしました。愛嬌のある表情と性格で、当時の三軍コーチだった水本勝己さん(現二軍監督)から「おかめ」と呼ばれるようになったそうです。中崎がふざけた表情をした写真をチームメートがネット上に公開しているように、カープ指折りのいじられキャラといえるでしょう。
そんな中崎と初めて接したのは、彼が1年目の秋季キャンプでした。ランニングでは不器用そうに走り、長距離、短距離ともに決して速くありませんでした。ただ、規定タイムに遅れても、186センチの大きな体を揺らして肩で息をしながら、諦めず最後まで走り通すガムシャラさがありました。こちらが指示した練習に対して、手を抜くことなく愚直に黙々とこなす姿が印象的でした。
13年に開幕からベンチ入りした中崎は、中継ぎとしての起用が続きました。私は当時、一軍のブルペン担当コーチでした。今のように勝ち試合の救援投手ではないため、登板機会は限られます。高卒3年目で体は成長途上。練習量がなるべく落ちないよう、「ブルペンでは全力投球で肩をつくれ」と指示し、20球程度を目いっぱい投げてもらいました。


















