野村のオヤジからは「考える野球」を教わった 俺は出会った監督の“いいトコ取り”をしたい
来季から「中日コーチ就任」と報じられると、周囲の反応は一変した。先日のチャリティーイベントも、前回に比べてお客さんは3倍以上。家族や事務所のスタッフたちは全然騒いでいない。何事もなかったかのように接してくれる。というか、ちょっと不安そうにしている(笑)。
新監督の工藤(公康)さんとは、何度か連絡を取り合っている。先日も電話がかかってきた。
「監督、どうしたんですか」
「おまえ、監督って言うなよ」
「だって監督じゃないですか。選手の前で『先輩』なんて言ったらナメられますよ」
なぜか愛工大名電では、上級生に対して名前ではなく「先輩」と呼ぶのが伝統。イチローも俺のことを「先輩」と呼ぶ。
電話の用件は秋季キャンプの内容についてだった。
「バッティングのプランはどうする?」
「まずは自分の考えと選手の考えをすり合わせたいと思っています」


















