松下&向井だけじゃない…あの吹石一恵も“ゲゲゲ”が転機に
「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家の水木しげるさん(享年93)が亡くなったことで、芸能界からも追悼の声が相次いでいる。
水木さんの妻・武良布枝さん(83)が書いた自伝をもとにした朝ドラ「ゲゲゲの女房」(2010年、NHK)で主役を演じた松下奈緒(30)は「まさか大好きなお父ちゃんが……。当時を思い出すと涙があふれます」とコメントを発表すると、同ドラマの主題歌「ありがとう」を歌ったいきものがかりも「主題歌を歌わせていただいたことは多くの人々に自分たちの存在を知っていただく大きな転機になりました。感謝しかありません」と追悼した。
「ゲゲゲ」でブレークして水木さんに足を向けて寝られない女優・俳優は数知れない。もちろん筆頭は松下奈緒だろう。
「ドラマデビューは04年で、『ゲゲゲ』をやるまで6年のキャリアがありましたが、それまで主役を演じたのは同じくNHKの『グッジョブ』ぐらい。それ以外はほとんどが端役かせいぜい3番手で、女優として伸び悩んでいた時期でした。それが『ゲゲゲ』をやってから状況が一変。同年の『紅白』で紅組司会を務めたほか、『CONTROL』(フジテレビ)、『熱中時代』(日本テレビ)、『二十四の瞳』(テレビ朝日)、『花の鎖』(フジ)などで主役を演じ、一気に売れっ子女優となったのです」(テレビ解説者の木村隆志氏)