ふるさと納税を「旅行で楽しむ使い方」を徹底ガイド

公開日: 更新日:

 ふるさと納税の返礼品でおいしいものを味わうことを楽しみにしている人は少なくない。その方法は産地直送だけでなく、寄付先の自治体に出かけて旅先の食事として楽しむこともできるのだ。また、地方自治体の名物を東京や大阪などの都心部で味わえる食事券で受け取るのもアリだ。

  ◇  ◇  ◇

 地域特化型の返礼品として注目の「ふるなびトラベル」は、ふるさと納税の寄付金額の3割分を返礼品として旅行ポイントを付与する仕組みだ。そのポイントはすぐに発行され、旅行したときに宿泊施設などの支払いに利用できる。

 まず旅先を決めたら、希望する宿泊先は好みの宿泊予約サイトなどで予約しよう。このとき注意したいのは、クレジットカードなどでの事前決済をしないこと。必ず現地決済を選択したい。そうしないとポイントを利用できないのだ。

 現地での支払い手続きは、QRコードを読み取ってポイント払いすることになる。そのポイントで全額を支払うことができればいいが、不足分は現金やクレジットカードなどで支払うことができる。

 このポイントは宿泊だけでなく、タクシーやレストラン、ゴルフ場、日帰り温泉、体験型アトラクションなどにも利用可能だ。ポイントを利用して旅行するときは、事前に自治体の提携先一覧などをチェックして、どこでポイントを利用できるか調べておこう。そうすれば無駄なく利用できるだろう。ポイントには、有効期限がない。通い詰めている旅先があれば毎年続けてふるさと納税することで、ポイントを積み立てて計画的に利用することもできるから便利だろう。

 同様のサービスは、「楽天トラベル」でも行っている。寄付金額の最大30%分が割引になるクーポンを、ふるさと納税の返礼品として扱っている。クーポンは3年間利用できるので、長期的な計画を立てれば、予約を取りづらい人気ホテルや高級ホテルもターゲットになるだろう。寄付金に応じて楽天ポイントも貯まるから、ダブルでオトクだ。

 楽天トラベルの場合、支援したい自治体に寄付をすると、翌々日にクーポンが発行される。クーポンの対象商品から、希望する宿泊先を選んで予約すればOKだ。寄付する前に宿泊先を予約済みでも、後からその自治体に寄付をしてクーポンを獲得し、宿泊時にクーポンを見せればその分を割り引いてもらえるのはうれしい。

 さらに自治体発行のクーポンや宿泊施設が発行するクーポンなどと併用することもできる。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手