中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか

公開日: 更新日:

 国内FA権を行使しているソフトバンク石川柊太(32)が、交渉を行ったヤクルトに断りの連絡を入れたことが、6日までに分かった。11月26日の交渉の席には、ヤクルトの小川GMらが福岡へ足を運び、3年5億円規模の条件を提示されていた。

 石川を巡る争奪戦は、現時点で宣言残留を認めているソフトバンク、獲得に動いているオリックス巨人ロッテの4球団に絞られた。

 そのヤクルトはすぐに次のターゲットに狙いを定めた。石川と同じく補償の必要がないCランクで、FA宣言をしている中日・福谷浩司(33)の獲得に向けた本格調査に乗り出すというのだ。

「福谷は年俸2000万円ということもあり、次善の策としてはうってつけ。FA宣言したものの、ここまで動きがなかった福谷側も、こういう展開になることを予想していたでしょう。今後、石川にフラれた球団が流れてきて争奪戦に発展する可能性もありますよ」(球界関係者)

 福谷は慶大から2012年ドラフト1位で中日入り。先発もリリーフもこなせる万能右腕で、12年間で通算278試合に登板し、27勝33敗38セーブ。今季は8試合で3勝1敗、防御率3.72ながら、白星はいずれも8月以降に先発として挙げており、後半戦に復活を果たした。現在はプエルトリコでのウィンター・リーグに参戦中。ここまで4試合で2勝1敗、防御率1.83と奮闘している。今後は地球の裏側からオンライン交渉という異例の形になる可能性もあるという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  1. 6

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    メジャー挑戦組出場の追い風になるのか? 巨人岡本は「絶対に出たい。ただ…」

  4. 9

    阿部巨人かつての盟友・李承燁氏に打撃コーチ緊急打診の深層…来季首脳陣発表後にナゼ?

  5. 10

    星野監督と1週間連続の晩飯ざんまい…ハワイ自主トレ中に突然、「星野ですう~」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ