著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

脳がいかにいい加減かを証明する「インビジブル・ゴリラ」って何だ?

公開日: 更新日:

 さまざまな機能を持つ人間の脳ですが、実は“いい加減”なところがあります。科学の進歩によって、脳の認知についての研究は、ここ数十年で加速度的に進んでいますが、その結果分かってきたのは、「人間が物事をきちんと見るのは難しい」ということです。

 例えば、同じ現象を前にしたとき、正反対のことを思う人が一定数います。Aだと思った人は、「なんでAだと思わないの?」と不思議に思うかもしれません。しかし、正反対のことを思った人に判断や考え方に問題があったわけではありません。たまたま、「目の前の出来事が見えなくなった」ことで、正反対に感じてしまったに過ぎないのです。

 脳がいかにいい加減であるかを実証したハーバード大学のチャブリスとシモンズが行った「インビジブル・ゴリラ」と呼ばれる有名な実験(1999年)があります。この実験では、被験者にある動画を見てもらいます。

 その内容は、白いTシャツと黒いTシャツを着た男女がバスケットボールをパスし合う動画で、冒頭に「白いTシャツの人が何回パスを回すか数えてください」という文字が登場します。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相「嘘つき政治家人生」のルーツを発掘! 34年前に自ら堂々と「経歴詐称」を認めていた

  2. 2

    【スクープ第3弾!】衆院選での違法な「有料広告動画」疑惑 宮城自民5陣営“総汚染”で組織ぐるみが浮き彫り

  3. 3

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  4. 4

    「投手の墓場」で好投する菅野智之の価値 僕が日本人史上2人目の本塁打を打ったのもクアーズフィールド

  5. 5

    巨人・戸郷翔征トレード獲得に他球団が虎視眈々 「ウチなら再生できる」「環境を変えた方がいい」

  1. 6

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  2. 7

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  3. 8

    パンサー尾形や中山功太の告発…お笑い業界の“いじめ体質”はなぜ消えない? ヤンキー文化が残した功罪

  4. 9

    井上一樹氏は今季限りでクビか? 最下位中日で早くもウワサ…次期監督は「井端弘和vs荒木雅博」の一騎打ち

  5. 10

    波瑠&高杉真宙「夫婦格差」新婚5カ月でクッキリ…妻は株上昇も、夫は視聴率低迷の切ない事情