渋野日向子を襲う新たな日本勢のプレッシャー…来季は米ツアーシード権復活も安心にはほど遠い

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 日本時間11日の米女子ツアー最終予選会では、5人の日本勢が来季の出場権を獲得。史上最多の13人が海を渡ることになるが、参戦4年目となる渋野日向子(26)は、これまで以上に重圧を背負うことになりそうだ。

 2019年の全英女子オープン優勝で世界中のファンを獲得した「スマイルシンデレラ」も、その後は海外で未勝利。今年は全米女子オープン2位と全米女子プロ7位の成績でポイント稼ぎ、どうにかシード権選手(ポイント80位以内)に返り咲いたが、他の試合は見せ場なく終わった。

 渋野にとって痛かったのは全英女子オープンの予選落ちだろう。今年6月、同大会の冠スポンサーであるAIG損保のブランドアンバサダーに就任。「一番大事な試合」(渋野)で通算14オーバー140位、関係者をガッカリさせた。

 渋野は昨年も、5月に帰国して所属先の主催大会(宮里藍サントリーレディス)に出場しながら、決勝に残れなかった。同年7月にはレクサスの米国法人と契約を発表。直後に行われた全米女子オープンはレクサスがオフィシャルカーを提供する大会にもかかわらず、予選で姿を消したのはプロとして情けない話だ。

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