日本ハム&ロッテの札束攻勢に揺らぐ“巨大戦艦”ソフトバンク…来季のパは西武以外5球団で混戦へ

公開日: 更新日:

 このオフ、やけに景気がいいのがパ2位の日本ハムと3位のロッテだ。

 日本ハムは去る11日に全選手の契約更改が終了。大トリの水野は、約3倍となる2050万円増の3000万円でサインし、満面の笑みを浮かべるなど、選手は軒並み大幅増の恩恵を受けた。

 投手では、最多勝、勝率第一位投手の二冠を獲得した伊藤が倍増の2億2000万円、野手はチーム最多の136試合に出場し、打率.252、18本塁打をマークし、2年連続でゴールデングラブ賞を受賞した万波がこちらも約倍増の1億6500万円に。モチベーションはアゲアゲだろう。 

 新庄監督が流出を危惧していた助っ人のレイエスとマルティネスも残留。新戦力は台湾の157キロ右腕・古林睿煬を獲得したのが目立つ程度だが、現有戦力への“投資”で底上げを図っている。

 ロッテもこのオフは補強にカネをかけている。

 佐々木朗希はメジャー挑戦するものの、ソフトバンクからFA宣言した石川柊太を5球団による争奪戦の末に3年総額6億円で獲得。ソト、ポランコの両大砲助っ人も残留が決まった。カイケル、メルセデス、コルデロの3投手は自由契約になったものの、13日には前タイガースの左腕・サモンズの獲得を発表。こちらも2005年以来の優勝に向け、本気度が伺える。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲