“伝説のマフィア”末裔が語る 日本ヤクザの風習と高倉健

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「完売店が続出し、部数は1万5000部を突破。すでにハリウッドをはじめ、国内外の大手映画会社30社から映像化のオファーが殺到しています」(担当編集の渡辺拓滋氏=双葉社編集局部長)

 映画「ゴッドファーザー」のモデルのひとりとされる伝説のマフィア、ラッキー・ルチアーノ。その末裔にして数年前まで山口組にも在籍したマリオ・ルチアーノ氏(54)が自伝「ゴッドファーザーの血」を上梓。先月25日に発売になるや各方面で話題になっている。現在は裏社会を引退して東京・茅場町でイタリアンレストランを経営するマリオ氏に話を聞いた。

「振り返ればよく生きてたなと。口の中に拳銃を入れられたことは4回あるし、刺されたこともある。けど今も生きている。偶然じゃない。これは神様が“次がある”と言ってくれているんです」

 マリオ氏の半生はまさに激動だ。イタリアのシチリアに生まれ、その後ニューヨークに移住。9歳のころからマフィアファミリーの“運び屋”になり、その後はパキスタン、フィリピンへ。23歳で来日してからは山口組の一員として貿易の仕事をメインに「経済ヤクザ」として活動してきた。

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