中江滋樹
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中江滋樹「投資ジャーナル」元会長

「投資ジャーナル」元会長。1954年、滋賀県近江八幡市生まれ。県立彦根東高校卒業。一時「兜町の風雲児」として注目されたが、1985年、7000人余りから580億円をだまし取ったとされる詐欺事件が発覚。首謀者として逮捕され、懲役6年の判決を受ける。その後、表舞台から姿を消し、一時死亡説も流れた。

株式レポートが大当たり 現金書留が毎日山のように届く

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 当初は、中江が一人でリポートを書き、和文タイプで打ち、ガリ版で刷ってリポートを作り、宛名刷りをして発送していたという。

「その頃は、“株のことは株屋”といわれる古い世界だった。そこに僕は数学の確率論の考え方を取り入れた。要は10倍になる株を見つけるより、2割ずつ儲かることを10回繰り返せば10倍以上になる、さらに新しい着眼点で企業が所有している特許に注目し、その情報を相場予想に使った。リポートを読んだ人は、2割ずつ儲けたらいいのか、しかも安心だと分かりやすさが受けた。リポート料は月3000円、年3万円にしたが、最初は3000円送ってくる方が多かったけど、“君の考えはいいよ”とか言って3万を送ってくる会員が多くなった。毎日、現金書留が山のように送られてきて、手提げ金庫もすぐにいっぱいになり、入り切らない金であふれていた。夜になると、その金をバサッとポケットに突っ込んで祇園で遊んでいた」

 そして24歳の時に東京に「投資ジャーナル社」を構え、「ツーバイツー」で出していたガリ版刷りのリポートに替わり、雑誌の「月刊投資家」を売り出していくことになる。

(取材・文=ジャーナリスト・比嘉満広)

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