中江滋樹
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中江滋樹「投資ジャーナル」元会長

「投資ジャーナル」元会長。1954年、滋賀県近江八幡市生まれ。県立彦根東高校卒業。一時「兜町の風雲児」として注目されたが、1985年、7000人余りから580億円をだまし取ったとされる詐欺事件が発覚。首謀者として逮捕され、懲役6年の判決を受ける。その後、表舞台から姿を消し、一時死亡説も流れた。

ニクソン・ショックで天国と地獄を味わう 泣く自分に父は

公開日: 更新日:

 証券会社の外交員を父親にもつ中江少年は小遣いを貯め、小学5年生から株を始めた。高校生でカラ売りも覚え、連戦連勝。「オレは株の天才」と思った矢先……。

 昭和46年8月16日、日本経済に激震が走った。ニクソン米大統領が金とドルの交換停止を含む新たな経済政策を発表。

 日本では1ドル=360円の為替の固定相場制が終了し、変動相場制に移行した。

「その日は夏休みだったので自宅で短波ラジオを聴いていた。そしたら午前10時ごろ、突然、アナウンサーが興奮した声で『株価がはげるように落ちていきます』と伝えだした」

 ニクソン大統領の新経済政策により、円が急騰し輸出関連株は大暴落。市場は大混乱になった。

「2727円つけていた日経平均が2190円と537円も下がったのだから当然だね。実は、オレは中学の時からチャートを見て株価の動きをチェックしていた。すでに弱電株が高値に張り付いて動きが止まっていたし、チャートから売りのサインが読み取れた。それで夏休みになってからソニー、アルプス電気、立石電機、ミツミ電機などの弱電株を中心にカラ売りを入れていたんだ。そしたら、本当に運よくニクソン・ショックが起きた。チャート通りだと思った」

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