ツアー最終戦2戦目 錦織は持ち味封じられフェデラーに完敗
2戦目は完敗だった。世界ツアー最終戦ATPツアー・ファイナル(ロンドン・O2アリーナ)1次リーグB組で錦織圭(24=世界ランク5位)は現地11日、ロジャー・フェデラー(33=同2位)と対戦。3-6、2-6で敗れた。
フェデラーとは過去4戦して2勝2敗(今季1勝1敗)。戦前は勢いに乗る錦織にも十分勝機はあるとみられていたが、いざ試合が始まると、4大大会歴代最多17度優勝、シングルスのツアー優勝82回のベテランに、格の違いを見せつけられた。
第1セットは、1-2で迎えた第4ゲームが分岐点になった。この試合2つ目のダブルフォールトで追いつかれると、強烈なフォアなどで初ブレークされた。
メディカルタイムアウトを取り、右手首にテーピングして迎えた第2セットの第3ゲームで4つ目のダブルフォールト。リードを許しブレークされると、最後はサーブで締められた。フェデラーは2勝、錦織は1勝1敗となった。
テニスジャーナリストの塚越亘氏が、敗因をこう分析する。