ドジャース前田は7勝目逃す…自ら積極走塁も実らず
ドジャース・前田健太(28)が19日(日本時間20日)のブルワーズ戦に登板。6回3分の1を6安打1失点で降板。7勝目(4敗)はならなかった。
前回のダイヤモンドバックス戦では右膝下に打球が直撃して降板。骨には異常なく、通常通り中4日でマウンドに上がり、患部の状態が不安視される中、影響はみじんも感じさせない。
初回、2番ゲネットに甘く入った直球を中堅スタンドに叩き込まれたが、その後は安定感を取り戻した。6番ニューエンワイスから始まる四回には3者連続三振を奪うなど、今季は低調なブルワーズ打線を手玉に取った。
相手の先発右腕ガーザを打ちあぐねるなど、味方打線による援護が期待できないと判断したのだろう。ガーザの悪送球で出塁した三回2死一塁の場面。前田はシーガーの右前打で一塁から好機につなげようと積極的な走塁を見せ、三塁ベースに足から滑り込んだ。相手野手陣の連係プレーに阻まれ、結果的にアウトにはなったものの、野手顔負けのスライディングを見せた。六回には1死一、二塁できっちりと送りバントを決めて好機を演出したが、後続が打ち取られて得点にはつながらなかった。
これで前田はクオリティースタート(QS=6回以上を自責点3以内)を見せながら勝ち星が付かなかったのは4試合。打線があてにできない以上、自らのバットで得点を稼ぎ出すしかない。