田中将大は「浪人or引退」へまっしぐら…期待も空しく“2本の蜘蛛の糸”はアッサリ切れた

公開日: 更新日:

 日米通算197勝、圧倒的な実績を持つ田中将大(36)がいよいよ窮地に立たされている。

「各球団が口を揃えて、『獲得は考えていない』と明言する中、ひょっとしたらと密かに注目されていたのが、中日です。過去に、引き取り手がなく宙ぶらりんになった中村紀洋、松坂大輔らの大物に救いの手を差し伸べた“実績”があるうえ、楽天で現役時代から公私に親しかった小山コーチがこのオフ、二軍の投手統括コーチとして古巣の中日に復帰。田中サイドも期待していたかもしれませんが、就任した井上一樹監督が先日、出演した地元ラジオ局の番組で『(獲得の可能性は)0%とは言えないが、僕は消極的』と、その理由をいろいろと並べた。新監督ですから、『取ってください』と言えば、球団も動かざるを得なかったかもしれませんが、現場トップがハッキリと『あえて加入させなくていいかな』と明言した以上、蜘蛛の糸は切れた、と考えるべきでしょうね」(名古屋のマスコミ関係者)

 当初は獲得に積極的だと言われたヤクルトも撤退を決めたとされ、昨12日には先発候補として前ロッキーズの右腕ランバートの獲得を発表。前日には前マーリンズの右腕バウマンとも契約合意に達した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明