乱闘で報復は当たり前 メジャー選手はなぜ血気が多いのか

公開日: 更新日:

 ゴングと共に、マウンドがリングへと変貌した。

 両軍入り乱れる乱闘劇が勃発したのが、7日(日本時間8日)のオリオールズ対ロイヤルズ戦だ。五回、ロイヤルズのベンチュラが投げた99マイル(約159キロ)の直球が、オリオールズのマチャドの腰を直撃した。この日だけで2度も同じコースに投げられていたマチャドは激怒。マウンド上のベンチュラに向かって猛然と突っ込むや、顔面に右のパンチを一撃。さらにひるんだベンチュラの頭を脇に抱え込むと、自ら後方に倒れるプロレス技の「DDT」を彷彿させる投げ技まで繰り出したのだ。

 その後はベンチから飛び出した両軍の選手たちが押し合いへし合い。マチャドとベンチュラには退場処分が下された。

 メジャーでは5月16日のレンジャーズ対ブルージェイズ戦でも8人が退場、14人が処分される大乱闘劇が起きたばかり。発端となったのは一塁走者バティスタ(ブルージェイズ)の併殺崩しの危険なスライディングだ。激高した二塁手のオドル(レンジャーズ)はバティスタを突き飛ばし、続けざまにクロスカウンターで右のストレート一閃。両軍の選手、コーチもそこかしこで小競り合いを始め、大量の処分者を出した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち