【佐々木朗希争奪戦 東西名門の勝算】ドジャース頭痛の種は絶対的抑え不在…投壊招いた手薄なブルペン

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 これが佐々木獲得の武器になるのか。

 移籍先の本命といわれるドジャースのフリードマン編成本部長は日本時間12日、球団自前の放送局「スポーツネットLA」で来季の先発ローテーションについて、「シーズン序盤は確実に6人でいくと思う。グラスノーや他の先発投手にも伝えている」と、メジャーでは異例の先発6人制を敷くことを明言したのだ。

 来季の先発陣は、山本由伸、グラスノー、今オフに獲得したサイ・ヤング賞2度受賞の左腕スネルが3本柱となり、故障明けの大谷翔平、ゴンソリン、メイが一定の間隔を空けながら登板するなど、柔軟にローテを組む可能性はある。メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は言う。

「スネルは通算9年間で規定投球回に到達したのは2回だけ。年間通してローテを守れるかは不透明です。もともとドジャースは、5人ローテの時から先発を7人程度用意するなど、投手に負担をかけない起用をしている。6人ローテとなれば、7人目、8人目、9人目あたりまで用意し、故障者リストをうまく活用しながら、ローテを回すことになるでしょう」

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