中日・柳裕也まで来オフ流出危機…異例すぎるFA権取得前年の大幅ダウンで小笠原、福谷に続くか

公開日: 更新日:

「25%オフです」

 中日柳裕也(30)が昨11日、名古屋市内で契約更改交渉に臨み、3800万円減の年俸1億1000万円でサインした。

 順調にいけば、来季中に国内FA権を取得予定で、球団からは複数年契約を打診されたものの、単年で契約した。

 8年目の今季は自身初の開幕投手を務めながら、13試合で4勝5敗、防御率3.76の成績にとどまった。「振り返るところを探すのも難しいぐらい、何もできていないに等しいシーズンだった」と振り返ったものの、FA権取得前年の大幅ダウンは異例ではある。さる球界関係者がこう言う。

「柳は来年FA権を行使して移籍する可能性が高いとみられています。昨年は158回1/3を投げ、規定投球回に到達したセの投手の中で援護点が最低の37、援護率もワーストの1.99で4勝11敗。防御率は2.44でリーグ6位と悪くなかっただけに、4勝に終わったのは貧打のせいといわれても仕方がありません」

 今季は左腕の小笠原がリーグワースト2位の援護点35、援護率2.06で、球団にポスティングが認められ、メジャーに挑戦する。先発もリリーフもこなせる福谷もFA権を行使し、ヤクルトが獲得に乗り出すなど移籍の可能性が高い。いずれはエース高橋宏も同制度でメジャー挑戦を直訴するだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層