【佐々木朗希争奪戦 東西名門の勝算】ヤンキース編成トップの歯の浮きそうな甘言はむしろマイナス

公開日: 更新日:

 ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希(23)に対し、各球団からのラブコールが絶えない。

 中でも熱烈なのがヤンキースだ。日本時間10日に開幕したウインターミーティング(テキサス州ダラス)では昨年、日本で佐々木の投球を生チェックしたキャッシュマンGMが「優れた投手で、さらに上を目指す情熱を持っている。私は彼が地球上で最高の投手になるという目標を持っていることを知っている」と大絶賛。「すでにプレゼン資料は用意してあるよ」と、佐々木サイドとの面談が待ちきれない様子。ブーン監督もすでに佐々木宛てにメッセージを送ったことを明かした上で、「メジャーを牛耳る大投手になり得る逸材。ピンストライプの(ユニホームの)ニューヨークほど彼にふさわしい場所はない」と褒めちぎった。

 ヤ軍はドジャースと並ぶ金満球団として知られるが、補強の失敗が少なくない。今オフ、FA市場の目玉だったフアン・ソト(現メッツ)との交渉でも渋ちんぶりを露呈した。ヤ軍からFAになったソトはメッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)で合意。ドジャース・大谷の10年1015億円を抜いてプロスポーツ史上最高額を更新した。ヤンキースの提示額は16年7億6000万ドルと500万ドル及ばなかったが、それ以上にソト側が要求したヤンキースタジアムのスイート席提供を拒否したことが破談につながったのだという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性