<第2回>「調子は?」に黒田博樹は「しんどい」とポツリ
今年は、投手では野村祐輔や中崎翔太、野手では菊池涼介、丸佳浩の「キクマルコンビ」に加え、今季ブレークした鈴木誠也、田中広輔といった20代の選手たちがチームを牽引しました。クロも言うように、彼らの活躍は決して偶然ではないと思います。
■リーグVへの思い
クロは41歳を迎えても現役で投げ続けています。それだけでも本当に凄いことです。ただ今年は、球場で「調子はどうや?」と声をかけたとき、「しんどいですね」とポツリと漏らしたこともありました。
7月に日米通算200勝という大記録を達成したものの、5月には頚部の神経根症と右肩痛が原因で一軍登録を外れました。ドジャース時代の09年に打球を頭部に受けた影響もあるようです。開幕時も、決して本調子ではないように感じました。
それでも第一線で投げ続けることができるのは、「男気」と評される責任感に加え、リーグ優勝への思いが強いからでしょう。カープはクロがデビューした97年から、一度も優勝していません。メジャー時代も、地区優勝はしても、リーグ優勝にはあと一歩のところで届きませんでした。
私も選手、コーチ時代を通じ、一度も優勝経験がありません。プロで20年の年月を重ねたクロが、現役生活の終わりが近くなりつつある年に思いを成就できれば、素晴らしいことです。




















