山内泰幸の巻 突然の「1位指名」に何より自分が驚いた
入団したときの監督だった三村敏之さんにも感謝でいっぱいです。私は1年目に14勝を挙げ、新人王を獲得することができました。5月は9試合登板で4勝し、月間MVPを受賞したのが大きかったと思います。巨人戦では中継ぎで登板して2勝。三村さんがいい場面で使ってくれたと思うよりほかありません。松井秀喜選手ら名だたるメンバーがいた巨人戦は、いつも以上に気合が入りました。2年目は11勝でき、3年目には開幕投手に選んでいただきましたが、4年目以降はカープに恩返しできなかったことは今も悔いとして残っています。
尾道商高の監督だった中村信彦さんには、投手としての礎をつくっていただきました。中学時代は軟式で、野手として入学しました。高校では硬球への恐怖心に加え、打球は前に飛ばず苦しむ中、打撃投手に指名され、夏ごろまで投げ続けたことが投手転向のきっかけになりました。体重が56キロしかなかった私は高校2年生の8月、10キロ増に成功しました。仲間の弁当を分けてもらって腹に詰め込んだことがまるで昨日のことのようです。
入団から22年、今もカープに関わる仕事ができる幸せを感じつつ、筆をおかせていただきます。



















