「お墓の場所を教えてください」星野仙一の“筋の通し方”に驚嘆した

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元阪神OB会副会長・本間勝氏による「阪神タイガース表も裏も」(第4回=2010年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。当事者だからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係──。

 今回はあの故・星野仙一さんについて綴られた元阪神OB会副会長・本間勝氏による「阪神タイガース表も裏も」(第4回=2010年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

「これから星野(仙一=現阪神SD)と交渉を始める」

 01年のシーズンオフのことです。当時、広報部長だった私は、球団社長、常務、総務部長とともに久万オーナー(当時)に呼び出され、阪神電鉄本社(大阪市)に向かいました。前任の野村監督が退団した翌日でした。スポーツ紙には「星野招聘」の話が出ていたものの、オーナーからじかに話を聞いたのは初めて。人事の進展が早いことに驚きましたが、ただ私には、その年まで中日の監督だった“大物”を呼ぶことに一抹の不安がありました。

「もし星野さんに断られたら、監督を誰も引き受けてくれなくなるんじゃないですか?」

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