「世界マヌケ反乱の手引書」松本哉著
働きまくって、金を使いまくるような消費社会とは決別。世の中の常識や価値観に縛られず、自由勝手にやりたいことをやる独自の「マヌケ文化圏」の樹立を提唱する著者が、その拠点の作り方や同志を集め交流する方法を説いた「マヌケ反乱」のススメ。
まずは人だかりをつくってみようと、かつて大晦日の終日運転の山手線内にちゃぶ台を持ち込み見知らぬ人を巻き込んで大宴会をした例を紹介。さらに、繁華街のビルの屋上を格安で借りてのシェアスペースづくりや、友人を英雄に仕立てTシャツを売る資金づくり、そしてその進化形として現在運営するリサイクルショップやゲストハウスなどの開業ノウハウまで。堅苦しい世の中を変えていく「反乱」の方法が満載。(筑摩書房 1300円+税)