「国のために死ぬのはすばらしい?」ダニー・ネフセタイ著

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 イスラエルでは小学生のときから、建国の英雄トルンペルドールの「国のために死ぬのはすばらしい」という言葉を刷り込まれ、「相手を嫌っているのはイスラエル側ではなく、アラブ側である」と教えられる。だが、2008年末にイスラエルがガザ攻撃で無防備な子どもを含む多くのパレスチナ人を殺害したとき、著者は目が覚めた。戦争でなく外交に頼るべきだといっていたリベラル派まで、この攻撃を肯定した。イスラエルは平和を望んでいると思っていたが、戦争を防ぐチャンスはあっても防ごうとしなかったのだ。

 空軍を退役し、家具作家として日本で暮らすイスラエル人が、戦争という手段を捨てられない祖国と日本について考える。(高文研 1500円+税)

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