「慶應三田会の人脈と実力」田中幾太郎著

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 トヨタの豊田章男社長をはじめ、全上場企業の10社に1社の社長が慶応出身者だという(1月現在)。

 本書は、日本の経済界を動かす慶応義塾の同窓会組織「三田会」の知られざる実像に迫るノンフィクション。

 三田会は、卒業年度だけでなく、多くの有力企業が企業内三田会を結成。さらに職種別や、世界各地域、都道府県、区市町単位でそれぞれ三田会が結成され、強力なネットワークをつくり出している。

 頭取が同じ年度の三田会だったためスムーズに実現した肥後銀行と鹿児島銀行の経営統合、三田会のつながりで玉つきのように行われたローソンとサントリーの社長交代、伊勢丹と三越の経営統合など、政財界を牛耳るその人脈と内部事情を徹底取材。(宝島社 700円+税)

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