原発近くの病院で何が…大震災5年“今だから語れること”
開高健ノンフィクション賞受賞作家が寄稿
2011年3月15日、福島県南相馬市原町区。福島第1原発から25キロ、大町病院は最大の危機に立たされていた。
震災当日には津波の被害者が次々に押し寄せ、病院は「泥の海」と化した。それでも看護部長、藤原珠世(当時52)には「乗り切れる」という確信があった。しかしその数時間…
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