著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

北海道の老ハンターが「ジジイを舐めるな!」 そういいたくもなるよなぁとあたしも思う

公開日: 更新日:

『下世話な表現ですが、ジジイを舐めているな、と思います』(山岸辰人・北海道猟友会砂川支部奈井江部会長)

 これは11月30日、文春オンラインに掲載された伊藤秀倫さんの書かれた記事『「ジジイを舐めている」怒りの老ハンターが語る、猟友会が“駆除辞退”した町で起きていること〈ハンターは“駆除拒否”へ〉』という記事の中の、ハンター山岸さんの言葉だ。

 なにがあったかというと、北海道猟友会が自治体からヒグマの駆除要請に原則応じないよう、全支部に通知する方向で最終調整しているという。

 なぜそうなったか。それはハンターが自治体の要請で駆除に出かけるも、弾が建物に当たる危険性があったとされ、猟銃所持の許可を取り消されることがあった。そして10月、ハンターは処分の取り消しを求めたが、控訴審で敗訴してしまった。

 冒頭の言葉の意味をハンターの山岸さんは説明する。1、命の危険があるヒグマ駆除の日当が8千5百円では割に合わない。2、自治体がヒグマ駆除の実態をなにも把握せず、猟友会に丸投げ。3、自治体は現状の改善をしようと考えていない。で、「ジジイを舐めるな!」である。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る