ダルに強力援軍 かつての女房役ナポリがレンジャーズ復帰
ダルビッシュ有(30)が“復縁”である。
レンジャーズは16日(日本時間17日)、インディアンスからFAになっていたマイク・ナポリ一塁手(35)の獲得を発表した。1年契約で年俸600万ドル(約6億8000万円)。18年は球団が選択権を持つ。2年ぶりのレンジャーズ復帰だ。
レンジャーズ時代、捕手だったナポリは、ダルともバッテリーを組んだ。リードに加え、投手の好不調を見抜く洞察力にも定評があり、ダルをはじめ、投手陣の信頼は厚かった。
レッドソックスにFA移籍した13年以降は強打を買われて一塁手に専念。ポジションは変わっても、投手に的確な助言を送ってきた。
レッドソックス時代に同僚だった田沢(現マーリンズ)は、一塁のナポリから、わずかなフォームの乱れを指摘されて試合中に修正するなど、幾度となく救われたという。
今季のダルがバッテリーを組むのは、昨季途中にブルワーズから加入したルクロイ。ダルにとってメジャーを代表する捕手に加え、かつての女房役の復帰は心強い存在ではある。
もっとも、ダルはメジャー移籍後は自分の配球にこだわり、捕手と衝突してきたのも事実。ルクロイとナポリからの貴重なアドバイスを生かすも殺すもダル次第だ。