高卒2年目のSB高橋純平 3回4失点デビューの影響大丈夫か
プロ初登板はだれしも緊張する。負担を少しでも軽くしようと、リードされている場面で起用した意図は分かる。しかし、いきなり一発を浴び、頭の中が真っ白になったであろう若手有望株に、さらなるダメージを与えてはむしろ逆効果。パックリとあいた傷口に塩をすり込むようなものではないか。
14日のオリックス戦。5点を追う六回に15年のドラフト1位、プロ2年目の右腕・高橋純平(19)をマウンドに送った工藤監督の起用法のことだ。
高橋は代わりばな、T―岡田にいきなり本塁打を浴びてしまう。この回限りで降板させてやればホロ苦デビューで済んだものの、工藤監督の手綱は緩まない。高橋は続く七回にも小谷野に一発を食らうと、八回は3連続長短打を浴びて傷口を広げた。結局3回を6安打2四球、4失点。点を失った以上に大きな精神的ダメージを負った高橋は果たして、立ち直れるのかどうか……。