13戦0勝9敗…西武菊池はメジャーよりまず“打倒ホークス”

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 まだまだ「エース候補」止まりだ。

 7日、西武菊池雄星(25)が、またしてもソフトバンク相手に黒星を喫した。

 二回に内川のソロ弾で先制点を献上すると、その後もメヒアの失策絡みなどで、この回3失点。六回には再び内川に一発を浴び、7回4失点で今季初黒星。対ソフトバンク戦に限れば、一軍デビューした11年以降、先発した13試合で0勝9敗だ。味方の失策や貧打は言い訳にはならない。

 菊池は今季から2年連続2ケタ勝利を達成すれば、来オフ、球団からポスティングの許可が出る。西武は岸が楽天にFA移籍したことで、エース不在。だからこそ、昨季初めて2ケタ(12勝7敗)を達成したこの左腕に球団も期待をかけ、鼻先に憧れの「メジャー」というニンジンをぶら下げた。

 それが優勝候補筆頭のソフトバンクに勝てませんでは、メジャー以前の問題。この日、ソフトバンクの先発は昨季最多勝を獲得した、球界屈指の左腕・和田。先に点を与えてはいけない相手だということは、菊池もわかっていたはずだ。

「力不足。点の取られ方が悪かった」

 と下を向いた菊池。当面は地に足をつけて、「打倒ソフトバンク」を目標にした方がいい。

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