高校通算HR新記録 早実・清宮「108本目」はいつになる?
■香川遠征での記録達成は?
となると、気になるのは今後のチームの試合日程だ。早実は、通算100号をカッ飛ばした今月4日の享栄戦以降、今週も含め16日まで試合がない。次の試合は17~18日の香川招待で、17日に英明と坂出、18日に三本松と丸亀城西と対戦予定(いずれもダブルヘッダー)。その後は、夏の甲子園大会出場をかけた西東京大会(17日抽選、大会は7月8日から)が舞台となる。
「香川招待の相手4校は春の県大会ベスト4と骨っぽい上、会場のレクザムスタジアムは両翼96メートル、中堅122メートルと早実のグラウンドより広い。4月の都大会の爆発力をもってすれば、数字の上では4試合で6.4本も可能なんですが……」(前出の担当記者)
現実的には香川遠征での記録達成は難しそう。対戦相手にもよるが、西東京大会の2試合目か3試合目あたりが濃厚で、7月中旬には大フィーバーが巻き起こる可能性が大いにありそうだ。
もっとも、大記録に水を差すつもりは毛頭ないが厳しい意見もある。日刊ゲンダイで「プロ野球自腹言論“対岸のヤジ”」を連載中の作家・山田隆道氏は、「通算本塁打に練習試合を含めてどうする」(5月10日付)と注文を付けた。事実、清宮選手が公式戦で打ったホームランは100本中23本だけだ。豪快な一発で“ヤジ”を吹き飛ばすことができるか?