招待試合続く清宮早実 元横浜高“名参謀”がデメリット指摘

公開日: 更新日:

 高校生活最後の年、修学旅行で全国各地を回りながら野球の練習をしているようなものではないか。

 清宮幸太郎の早実が5、6月と強豪校との招待試合をこなすのことだ。

 何しろ、公になっているだけで週末のスケジュールはビッシリ。先週末の13、14日は熊本で八代、文徳、秀岳館の3校と対戦。今週末の27、28日は沖縄に行って沖縄尚学、美里工、美来工科、興南。6月3、4日は愛知で中京大中京、桜丘、至学館、享栄。17、18日は香川で練習試合を行う予定になっている。

 招待試合は基本的にアゴ足付きだ。飛行機代や宿泊代などは地元テレビ局や県の高野連などが負担する。招待する学校を2泊させると、だいたい1校につき200万円前後かかるらしい。

 それでも先週末の14日、熊本の藤崎台球場には清宮見たさで7000人のファンが集まった。入場料は大人ひとりにつき500円だったから、観客全員が大人だとすればそれだけで350万円。前日の13日は3500人だから175万円。2日間で計525万円となり、早実と共に招待した慶応の経費を含めても、招待する側は十分、採算が合う計算だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情