クリンスマン「99%ない」で浮上 田嶋会長“意中の日本人”
4年に1度の風物詩と言えば……「日本サッカー代表監督人事のドタバタ悲喜劇」である。
日本代表は1998年のフランス大会以来、ロシア大会までW杯に6大会連続出場を果たした。 その中で決勝トーナメントに駒を進めたのは2002年日韓大会、10年南ア大会、そして今回のロシア大会で3回目。すべて決勝T1回戦で姿を消しているが、今回のロシア大会は、前半3分に10人になったコロンビア相手に1勝止まり。それを頬かむりするスポーツマスコミは、いまだに1次リーグ突破を「快進撃」と持ち上げ、日本サッカー協会(JFA)は、西野ジャパンのロシアでの戦いを総括しないまま、次期監督の選定でスッタモンダを繰り返している。
「W杯のたびに同じ愚を犯しているというしかありません。今のJFAがすべきことは、前回ブラジルW杯が1分け2敗に終わり、アギーレ元監督をはさんでハリルホジッチ監督に任せて日本サッカーはレベルアップしたのか。どんな理由で解任して西野監督に委ねたのか、本大会でのパフォーマンスはどう評価するのか、日本サッカーにプラスに働いたのか、などを分析した上で今後の日本サッカーを任せる監督には、どういうタイプの指導者を選ぶのがベストなのか、など熟考した上で次期監督の選定作業を進めるべきです」(ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏)