西野監督“退任”の真相 JFA田嶋会長のライバル心と女性問題

公開日: 更新日:

 ロシアW杯から帰国した日本代表の西野監督は5日、日本サッカー協会(JFA)の田嶋会長と主将MF長谷部とともに千葉県成田市内のホテルで帰国会見を行った。

 そこで西野監督の去就について聞かれた田嶋会長は「(W杯の)結果がどうあれ、W杯で(監督を)終わると西野さんと約束していた。慰留はしなかった」と発言。すると一瞬、表情をゆがめた西野監督だったが、いつものポーカーフェースにすぐに戻って「任務を受けた時から、W杯までという気持ちだけでやってきた。任期をまっとうした気持ち」と話した。

「西野さん、本当は続投したかった」とサッカー関係者がこう続ける。

「1次リーグを突破したことで西野監督は続投を決意。少なくとも9~11月のキリンチャレンジ6試合と来年1月にUAEで行われるアジア大会までは指揮を執りたいと田嶋会長に伝えた。ところが、田嶋会長はクビを縦に振らなかった。西野監督人気が沸騰。このまま日本代表を任せておくと<政敵>になりかねないと危惧した。そんな見方が広がっています」

 田嶋会長は2016年3月に「JFA初の会長選挙」の結果、第14代会長となった。対立候補だった原JFA専務理事(当時)は田嶋会長から「理事への2階級降格」を告げられて激怒。すぐにJFAを辞めてJリーグの副チェアマンに就任。現在もJFA会長への色気はタップリである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず