日本列島が踊る金足農“狂騒曲” 日本農業新聞も1面記事に
地元・秋田はもちろん日本列島が“金足農狂騒曲”に踊っている。
夏の甲子園で秋田県勢として103年ぶりの決勝進出を果たした金足農は、21日午後2時から大阪桐蔭(北大阪)と対戦する。秋田朝日放送はきのう、金足農の決勝進出が決まった直後に、決勝戦を生中継することを決定。同局で甲子園決勝戦を生中継するのは「初」だという。
NHKが18日に放送した準々決勝「金足農対近江」の秋田地区平均視聴率が53.8%。金足農の校歌斉唱の場面では、なんと66.0%の瞬間最高視聴率を記録した。
秋田県民からは「決勝戦の視聴率100%間違いなし」「21日は全県で臨時休業にすべきだ」という声も上がっている。
日本航空も県民のフィーバーに応え、21日午前、秋田から大阪・伊丹空港に臨時便を運航した。秋田空港を午前8時50分に出発し、同10時15分に伊丹空港に到着するJAL4730便で、午前8時にはほぼ満席だった。
一方、日本で唯一の農業専門の日刊紙「日本農業新聞」は、100回の記念大会で農業高校を取り上げようと、金足農が甲子園出場を決めたときから地道な取材を重ねてきた。そして、ついに19日から21日まで3日連続で金足農が1面を飾った。22日の紙面が楽しみだ。