• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger
小倉清一郎
著者のコラム一覧
小倉清一郎元横浜高校野球部部長

1944年(昭19)6月16日、神奈川県横浜市生まれの71歳。横浜―東農大を経て三菱自動車川崎―河合楽器で捕手として活躍。現役引退後、東海大一(現東海大翔洋)―横浜―横浜商―横浜で監督、部長を歴任。松坂、成瀬、涌井、筒香ら多くのプロ野球選手を育てた。98年の春夏連覇を含め、3度の甲子園優勝。渡辺前監督を支える名伯楽として主に技術面を指導した。対戦校の投手陣や打線の戦術分析に定評があり、名参謀と呼ばれた。14年夏限りで横浜のコーチを退任。現在は札幌第一や北大津など全国の各校で臨時コーチを務める。

金足農にまさかの…横浜の逆転負け生んだ秋の風と投手起用

 甲子園は何が起こるか分からない。横浜(南神奈川)が金足農(秋田)に4-5で逆転負け。筒香、倉本(現DeNA)を擁した2008年以来、10年ぶり8度目の8強入りを逃した。

 ひと振りで決まってしまった。横浜2点リードの八回裏1死一、二塁から、金足農の6番・高橋が放った打球は風に乗って中越えへ。これが逆転3ランとなった。

 夏の甲子園では珍しい風が吹いていた。通常はライトからレフトへ吹く通称「浜風」か、天気が悪い時のレフトからライト方向へ抜ける風だが、この日は秋に吹くセンター方向への追い風だった。

 初回の横浜、三回の金足農の攻撃で、いずれも相手右翼手が目測を誤り三塁打にしてしまう。お互いにこれを足掛かりに2点を取ったが、最後に風が後押ししたのは、金足農だった。

 ポイントは横浜が先発左腕の板川を引っ張り過ぎたこと。板川はまずまずの投球で、疲れが見えたわけではないが、同じ左腕で及川という切り札がベンチに控えている。板川の直球は133~135キロ。及川は143~145キロ。10キロの差がある。甲子園での采配は石橋を叩かないといけない。七回か遅くても八回のアタマから及川を投入していたら、金足農打線は対応できなかったはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のスポーツ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “被害者”が激白 塚原夫妻の無責任指導とでっち上げの実態

  2. 2

    体操協会なぜ切れず? 塚原夫妻“職務一時停止”本当の目的

  3. 3

    東京、神奈川、四国…“地方票”石破氏の猛追に安倍陣営焦り

  4. 4

    交通遺児に残された亡父の車を競売に…劇的展開に感動の嵐

  5. 5

    海外では国民が猛反発…「年金改悪」日本だけがやすやすと

  6. 6

    OBも疑心暗鬼 巨人・由伸監督“続投示唆”から急失速のナゾ

  7. 7

    最下位転落はすぐそこ…DeNAラミ監督の続投に2つの条件

  8. 8

    二軍で“塩漬け”の巨人ゲレーロ 古巣中日勢に漏らした本音

  9. 9

    池谷幸雄氏が激白 塚原夫妻“権力の実態”と体操協会の暗部

  10. 10

    錯乱答弁を連発 テレビ討論でバレた安倍首相の薄っぺらさ

もっと見る