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「『脚』を鍛えると『脳』が若返る!」石原結實著

「運動する人は、しない人よりボケのリスクが38%も減ります」との文言が帯に躍る。運動の重要性を説くのは、長寿につながる健康法に詳しいイシハラクリニック院長。

 特に必要なのは、脚を鍛える運動だという。たとえば、最新の研究では「歩くのが速い人は長生きする」という結果が出ている。なぜなら、歩く速度は下半身の筋肉の量、および脳神経によってコントロールされているからだ。

「よって歩く速度は、その人の健康状態や下半身の筋肉の活動性を端的に表す」と著者。米国ピッツバーグ医科大学の研究者による発表では、高齢者500人の日常の歩行速度を3段階に分け、9年後に再調査したところ、歩くスピードが遅かった人は77%死亡、歩くスピードが中等度だった人は50%死亡、歩くスピードが速かった人は27%が死亡していた。同様の報告は、複数の研究者からなされている。

 67歳の著者自身も、週5日、1日10キロのジョギング、週3回のウエートトレーニングを習慣にしている。45年間1回も病気をしたことがなく、健康保険証は歯の治療のために3~4回使っただけ。毎週日曜日に伊豆の健康増進保養所で行っている「健康講演」は26年間1300回以上続け、午前8時半から11時まで、ダジャレを連発しながら休憩なしで一気に話し続けるという。

(秀和システム 1200円+税)

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