「ジャズメン死亡診断書」小川隆夫著

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 ムーンライト・セレナーデが大ヒットして以来、立て続けにヒットを飛ばし、グレン・ミラー楽団は人気絶頂だったのに、グレン・ミラーは第2次世界大戦に従軍している兵士を慰問するために楽団を解散した。しかし、すでに38歳で入隊を受け入れてもらえなかったため、知己の陸軍准将に頼んで「軍楽隊を近代化させる」という名目で入隊した。1944年、軍用機でイギリスからフランスへ向かう途中で消息を絶ち、機体は発見されなかった。(「イギリス海峡に消えた愛国者」)

 ほかに、末期がんだったのに日本公演を強行して倒れたソニー・スティットなど、23人のジャズメンの死を語る。(シンコーミュージック・エンタテイメント 2000円+税)

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