「汗はすごい 体温、ストレス、生体のバランス戦略」菅屋潤壹著

公開日: 更新日:

 発汗生理、温熱生理などを研究分野にしてきた愛知医科大学名誉教授が書いた本。発汗はもっとも身近な生理現象なのに誤解されているという。「風邪の高熱は汗を出せば下がる」「脇の下や喉元や頭皮は汗をかきやすい」などといわれるが、どれも科学的には真逆なのだそうだ。

 汗による抗菌作用や脳が発汗作用にどうかかわっているのか、暑さに慣れるとはどういうことかなどの他、暑さに慣れるとどうなるのか、など熱中症についての記述もあって興味深い。例えば、人は暑熱負荷を毎日与えていけば、14日ほどで体が暑さに慣れて、暑さに抵抗できる万全の体が出来上がる。これが暑熱順化と呼ばれる現象だ。このときもっとも向上するのが汗の機能だという。こうした最新の汗の科学の話を知っておけば健康に役立つだけでなく、仲間内で一目置かれるキッカケになるかも。(ちくま新書 860円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    吉本批判でも24時間ランナー 近藤春菜にあがる“怨嗟の声”

  2. 2

    相場低迷でウマ味 三菱UFJの配当金は普通預金利息の5000倍

  3. 3

    韓国が切り札で反撃 安倍首相の嘘が招いた“東京五輪潰し”

  4. 4

    ロンブー淳が明かす「山本太郎に口説かれたこともある」

  5. 5

    甲子園ドラフト候補「行きたい球団」「行きたくない球団」

  6. 6

    タレント松尾伴内さんの念願はNY生活 28歳の頃からの憧れ

  7. 7

    元巨人・二岡智宏さんは独立L富山の監督で優勝を目指す

  8. 8

    北朝鮮ミサイル発射を傍観するトランプ大統領“本当の狙い”

  9. 9

    靖国参拝で改めて認識 進次郎氏の軽薄さとメディアの劣化

  10. 10

    専門家が分析 米中貿易戦争に負けない力強い日本企業59社

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る