「ビッグショット・オーロラ」廣川まさき著

公開日: 更新日:

 多くの人を魅了するオーロラだが、そもそも、オーロラの研究が始まったのは日本軍のアリューシャン列島侵攻がきっかけだった。

 オーロラが出ると無線が使えなくなり、軍事作戦に支障が出るためだ。また、オーロラの発する赤外線が煙幕のようになって、ミサイルの発する赤外線を感知できなくなり、当時の米国ではオーロラが出るとミサイルの追撃ができなかった。現在ではその心配はなくなったが、今なお、オーロラ発生時に同時に起こる磁気嵐によって、人工衛星が壊れてしまう可能性はあるという。

 本書は、「オーロラに指を突っ込むとどうなるか」「アラスカ大学が発表するオーロラ予報が当たらない理由」から、世界中のオーロラ発生論は全部間違っているとの仰天事実まで、極北アラスカでオーロラ科学の世界的権威である日本人科学者・赤祖父俊一博士から受けたひと冬の個人授業読本である。(小学館 1300円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    愛着薄い? 小池女帝「東京五輪返上」6.1ブチ上げの公算

  2. 2

    小池知事 いよいよ「五輪撤収、責任回避モード」に突入か

  3. 3

    アスリートがワクチンに殺される…副反応で体調不良が続出

  4. 4

    維新梅村議員に文通費流用疑惑 公設秘書は殺人未遂で逮捕

  5. 5

    “ぼったくり男爵”バッハ氏来日で組織委警戒の帰れコール!

  6. 6

    危機あおる小池都知事 “五輪返上”ブチ上げ国政進出画策か

  7. 7

    パ混乱の“日ハムクラスター”…球団や栗山監督に不信感増幅

  8. 8

    川口春奈「着飾る恋」8年前の“汚名返上”に関係者ヒヤヒヤ

  9. 9

    世界が「五輪中止せよ!」の大合唱 菅政権ゴリ押しの異様

  10. 10

    巨人にリリーフ強化のトレード情報 防御率ガタ落ち大慌て

もっと見る

人気キーワード