「ビッグショット・オーロラ」廣川まさき著

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 多くの人を魅了するオーロラだが、そもそも、オーロラの研究が始まったのは日本軍のアリューシャン列島侵攻がきっかけだった。

 オーロラが出ると無線が使えなくなり、軍事作戦に支障が出るためだ。また、オーロラの発する赤外線が煙幕のようになって、ミサイルの発する赤外線を感知できなくなり、当時の米国ではオーロラが出るとミサイルの追撃ができなかった。現在ではその心配はなくなったが、今なお、オーロラ発生時に同時に起こる磁気嵐によって、人工衛星が壊れてしまう可能性はあるという。

 本書は、「オーロラに指を突っ込むとどうなるか」「アラスカ大学が発表するオーロラ予報が当たらない理由」から、世界中のオーロラ発生論は全部間違っているとの仰天事実まで、極北アラスカでオーロラ科学の世界的権威である日本人科学者・赤祖父俊一博士から受けたひと冬の個人授業読本である。(小学館 1300円+税)

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