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「定年待合室」江波戸哲夫著

 妻を失った大和田は、2年ぶりに訪ねた馴染みのスナックのママ・綾子から、元部下が苦境に陥っていると聞く。大和田は、がんを患う妻に寄り添うため百貨店を早期退職。順調に出世を重ねていた大和田だが、専務の逆鱗(げきりん)に触れ、出世コースから外されたのも早期退職の理由だった。今は外商部で働く元部下の松川によると、IT企業の創業者から会社の創立10周年パーティーの記念品の置き時計の注文を受けたが、急にキャンセルされてしまったという。理由も分からず、創業者と連絡も取り次いでもらえず、途方に暮れる松川は、かつてクレーム処理を担当していた大和田の助言で、創業者の屋敷に張り付く。(「クレームの迷路」)

 居場所を失った大和田と彼を助ける男たちの反転攻勢を描く経済小説。

 (潮出版社 880円+税)

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