「40歳からの健康年表」荒井秀典編
健康寿命を延ばすには、現時「点」での体調だけで健康を考えるのではなく、将来を見据えた「線」で考えることが大切だという。本書では、40代から80代まで年代別に気を付けなければならない病気を解説し、中年世代の基礎疾患が将来、どのような病気を招くのかを忠告する。
加齢による変化が加速する40代は、心身ともにトラブルが起きやすくなるため、それまでの悪い生活習慣を改め体調を整えていくことが重要。そして、基礎疾患の代表ともいえる高血圧に始まり、脂肪肝や心筋梗塞など14の病気について注意を喚起し、それらが招いてしまう別の病気まで解説する。
年代ごとにこの先に待ち構えている病気とその対処法を各分野の名医たちに教わる健康テキスト。
(文藝春秋 900円+税)