「中国不動産バブル」柯隆著

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「中国不動産バブル」柯隆著

 14億人もの人口を有し、土地資源が極端に不足している中国では、不動産神話が崩れることは絶対にないと信じられてきた。しかし、2021年の大手不動産ディベロッパーが初のデフォルトに陥ったのを皮切りに、23年には業界最大手もデフォルト、中国の不動産バブルはもはや崩壊したと言ってもよい。

 不動産バブルの崩壊による経済危機は、習政権にとっては1党独裁体制を揺るがす脅威でもある。

 中国経済の専門家の著者は、不動産バブルの形成と崩壊は中国社会に内在する制度的歪みによるものだと指摘。

 土地の公有制を維持してきた中国でどのように不動産バブルが起き、そして崩壊に至ったのか。中国不動産市場の内実を解説するとともに、その政治システムの経済制度の問題点に迫る現代中国解説書。

(文藝春秋 1100円)

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