昭和天皇自身にしか味わうことのなかった戦争終結への焦燥感
![鹿児島県の霧島神宮を参拝した昭和天皇。その後ろは鈴木貫太郎侍従長(1935=昭和10=年11月16日)/(C)共同通信社](https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/340/178/ec8b757714594655b1e08e3acbdbacb120240514114649328_262_262.jpg)
官軍的手法や心理構造、そして賊軍的な手法について、近代史の史実を取り出して検証を続けているわけだが、太平洋戦争の開戦と敗戦の局面を見るとその両面がよく見える。さらにそのことを裏付けているのは、昭和天皇の姿勢である。昭和天皇の御代に入ってからは、近代日本は軍事が前面に出て突き進ん…
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