DeNA筒香嘉智にまさかの「内角速球克服説」急浮上…“因縁”の巨人は手詰まり状態

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 DeNA筒香嘉智(32)が14日、富山で行われた“因縁”の巨人戦に、日本球界復帰後、初めて出場した。

 巨人陣営は「筒香には打たせるな」が合言葉。なぜか。さる球界関係者がこう言った。

「開幕後に、日本復帰を決断した筒香取りに参戦した巨人は、九分九厘入ってくれるだろうと手応えをつかんでいた。開幕直前に新外国人のオドーアが急きょ退団し、外野の穴を埋めてほしいと、DeNA以上の条件も用意した。にもかかわらず、最後の最後に古巣にひっくり返された。自身が現役時代から親交のあった阿部慎之助監督(45)の失望ぶりは大きかった。筒香が苦手としている速いボールを中心に内角攻めを徹底すると腕まくりしていたようですが……」

 しかし、この日先発した山崎伊が筒香に投げ込んだ内角球は、1打席目の3球のみ。九回に登場した3番手のバルドナードは全球外寄りで、四球を与えた。結局、胸元への厳しい攻めは皆無だった。セ・リーグの某スコアラーがこう言った。

「2打数無安打に抑えたとはいえ、2四球で拍子抜けでした。3打席目に人を食ったような86キロの超スローカーブで一ゴロに打ち取った攻め方は斬新でしたが、外角中心の攻めに終始。巨人としてもまだデータが少ないので手探りなのでしょう。速球への対応に関しても、筒香は初めて一軍に合流した6日のヤクルト戦でいきなり、球威のある星の真ん中高めの150キロの速球を捉え左中間フェンス直撃の二塁打とすると、続く打席でエスパーダの低めの直球を本塁打した。メジャーに行く前から150キロ前後の速球には差し込まれていたと聞いていたのでスコアラー陣はザワついた。速球を打てるようになったのか、まだハッキリしないところがある。筒香に振られた巨人はおそらく怒っているでしょうから、北陸2連戦でしつこく内角を攻めてくれればデータを洗い出せるのですが……」

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